商品の説明
*商品について
関数論の分野で顕著な業績を挙げられた数学者・小林善一氏による絶版且つ稀少な高校数学の参考書です。ところどころに数学者でもある著者の深い見識に基づくコメントがなされており、一通り高校数学を勉強した者がもう一度読んでみても新たな発見があることかと思います。私見ではありますが、小林氏のご専門が『関数論』だからか、氏の参考書の中でも、本書は特に出色の出来となっているように見えます。ヤフオクにおいて、時々とんでもない高値のつくことのある昇龍堂の参考書の中でも、本書は特に人気のようで、前回ヤフオクで同商品が出品された際には、カバーのない裸本のものにも関わらず、2万円ほどで落札されたようです。勿論、こちらの書籍も、当方が出品させて頂いている他の多くの商品と同様に、現在、ここメルカリやヤフオクにすら1つも出品されていない超希少本となっております。
商品名:高校A級 微分・積分300題(考え方・解き方)
著者名:小林善一
出版社:昇龍堂
発行年月日:昭和50年7月20日
版・刷:26版
状態:黒色ボールペンによる書き込み4頁あり。
【著者略歴】
・小林 善一(こばやし ぜんいち)
「小林の網」と呼ばれる独自の手法を用いてRiemann面が放物型であるための十分条件を証明される等,関数論の分野で顕著な業績を挙げた数学者(東京工業大学名誉教授で同じく専門が関数論の数学者・小沢満氏が,この論文について、『この方面ではわが国最初のものであり, 1935年 という年代に,日本でこのような研究が現われたということは驚くべきことである』と述べている).
昭和7年 東京文理科大学数学科卒業
昭和8年 東京高等師範学校訓導兼助教授
昭和9年 論文『アル種ノ Riemann面ノ等角描寫ニツイテ』を発表.東京高等師範学校助教授
昭和10年 論文『Speiserノ問題(双曲的ナル為ノー十分條件)』を発表
昭和11年 東京高等師範学校教授
昭和12年 論文『りーまん面ノ型ニ就イテ』を発表
昭和15年 論文『りーまん面ノ寫像函數ノ次數評價ニ就イテI』を発表
昭和16年 論文『りーまん面ノ寫像函數ノ次數評價ニ就イテⅡ』を発表
昭和40年 日本数学教育学会副会長
昭和44年 東京教育大学名誉教授,日本大学歯学部教授
昭和46年 日本数学教育学会長
昭和53年 日本数学教育学会名誉会長
商品の情報
カテゴリー本・雑誌・漫画 > 本 > 語学・辞書・学習参考書商品の状態やや傷や汚れあり発送元の地域千葉県